大きな窓が
開放的な空間を演出
木の温もりに包まれた
上質な暮らし
有明海を望む風光明媚な
田園の家
フルマークハウス
島原市 I 邸02 Anai11号掲載
波静かな有明海を眼下に眺める長閑な丘陵地。「この景色を活かさない手はない」という設計担当、吉田の一言からI邸の計画はスタートした。建物の南側、リビングとダイングを明るく照らすシンボリックな木枠の大窓はウッドデッキと繋がり、更には風光明媚な田園風景へと視線を導く。室内に居ながら圧倒的な開放感と自然豊かな借景に心奪われるのは、建築前から窓の位置を決めていたからこそ。Iさんも「休日はデッキに出て、家族で食事をする楽しみができました」とご満悦だ。
平屋造りで落ち着いた配色の外観は、田畑にビニールハウスが並ぶ周囲の雰囲気と調和して、まるで昔からその場所に立っていたかのよう。家族の希望、「木の温もりを感じる家」に応え外壁に杉板、内装にも無垢の木材を多く用い、吹き抜けで敢えて天井はつくらず、野地板や垂木、梁などの木の構造材を見せ、ロフトとして空間も最大限活用。木製家具で構成し、背面に大容量のパントリーを設けたキッチンも使いやすく動線が整備され、毎日家事で忙しい奥様の心強い味方となった。優しい木の香りに包まれて大好きな風景を愛でる。そんな上質な日常が此処にはあるのだ。
吹き抜けでとても開放的なキッチン
周囲の風景と調和した、黒い杉板の外装がシックなI邸
計画のイメージ通り、木が香る優しい感じの住まいです。大きな窓からの眺めは最高で、ウッドデッキで食事をするのが休日の楽しみになりました。「収納アドバイザー」の資格を持ったスタッフさんもいて、悩みがちな日々の整理や、片付け方の相談ができてとても助かっています。
長閑な田園風景の先に静かな有明海。建築前の敷地に立ってまず窓の位置を決めました。窓から広がる世界を借景で取り入れて開放的な生活空間を演出。内外装にできるだけ木を用いて、梁や柱を敢えて見せることで、木の温もりを感じるナチュラルなイメージに仕上げました。
窓からの風景がリビングに掛けられた絵画のよう
木に囲まれたモダンな和室。赤いソファがアクセントに
フルマークハウス
(株式会社 吉田建設工業)
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